CHARACTER

ちょっと長めですが、
この小説の登場人物の紹介です。

ARIA <アリア>

“作られた人間”で、科学者であるが、魔学者でもある。
彼女の製造者はDr.SYU(シュウ)。
だが、過去の彼女のデータは一部を除いて抹消され、出回っている彼女のデータはシュウが書き換えたもの。 出生(製造)にとてつもない秘密が隠されているらしい。
彼女は、かつてのシュウの恋人AIRA(アイラ)のデータを元にシュウに製造された。
シュウとは長年一緒に暮らしてきたが、ある日彼は何者かに殺され、彼を生き返らすために、また、自分の過去の謎を解明するために“BLUE SKY(ブルースカイ)”と共に旅に出かけることになる。
シュウが殺される前までは、彼の助手のようなことをしていた。


Dr.SYU <ドクター.シュウ> (本名不明・・・)

ARIA(アリア)の製造者。
とんでもない科学と魔学(魔法,魔術)の天才である。
ちなみに、この世界では珍しい、僅かな加工がしてある“純粋培養の人間”である。
恐ろしいほどの頭脳を持ち合わせた美貌の科学者だが、彼自身は何かと謎に包まれている。
過去に最愛の恋人AIRA(アイラ)を亡くしてから、人が変わったらしい。また、その恋人が死んだ原因は自分にあると考えていて過去をかなり引きずっている。
そして、彼はある目的のために、アリアを製造する。
実はアリアはその目的のために作られた特殊な“作られた人間”だが、彼女はそのことを詳しくは知らない。
一見そうには見えないが、アリア以外のものは信じていない。 そして、生前の彼は、昔のアイラに似ているらしい・・・?


AIRA <アイラ>

故人。かつてのDr.SYU(シュウ)の恋人。
ARIA(アリア)のデータのモデルになった人物でもある。
シュウとはまた違った天才だったらしい。彼女の過去もまたシュウ以上に謎に包まれているが、これはシュウが意図してやったことらしい・・・・・・。
まわりから愛されていた極めて優秀な科学者だったため、彼女が死んだ時は多くの人が悲しみに暮れた。 だが、彼女の死体はおろか、墓すらも存在していない。
更にいうなら、死因も不明であり、誰も詳しいことは知らないようである。どうも、真実を知っているのはシュウだけならしいが、彼は一言もそのことについては口を開かない・・・。
一説には何者かに殺されたともいわれている。


MARIA <マリア>

研究都市における権力者のひとり。だが、徐々にサイフィラエールの独裁者と化している。
この世界では珍しい“純粋培養の人間”であり、また、この国では“プリンセス”の身分を持つ。
非常に優秀だが、自分のために、他人に犠牲を強いることも辞さない狂った研究者。 彼女にとっては、自分に尽くすことは当然のことであり、また、国に尽くすことと自分に尽くすことは同義であると信じて疑わない。
したがって、自分に逆らうものは、国への反逆者となってしまう。
権力があり、常軌を逸した者だから、タチが悪い。
更に“作られた人間”に対しての異常な差別意識を見せる。
Dr.SYU(シュウ)に対して好意を寄せるが相手にされない。そのため、その憎しみをシュウの“パートナー”であり、“作られた人間”でもあるARIA(アリア)に容赦なくぶつけている。
また、故人であるAIRA(アイラ)に対して、不可解なほどの憎しみを抱いている。シュウに対しての執着からくるのではあるが、他にも理由があるようである。


RINK <リンク>

RAN(ラン)の妹。管理局の事務次官であり、また心理学者でもある。
元は魔学者(魔術師)だったが、人間の心に興味を持つにいたって気が付いたら心理学者(カウンセラー!?)となっていたらしい。
情報収拾・処理能力に長けていて、どんな世界の秘密情報でも手にいれることができ、しかも、その情報は確かなものである。
密かに過去のAIRA(アイラ)についてのことで、罪の意識を抱いている。
そのためなのか、AIRAの生き写しのようなARIA(アリア)には優しいが、それだけじゃなく、元々こころの優しい人物。
ただし、Dr.SYU(シュウ)に対しては不信感をどこか抱いている。そして、MARIA(マリア)にいたっては仕事の関係で、日頃は表面にはあまり出さないが、本気で憎んでいる。
また、アイラが死んだのはマリアのせいだと確信している。
アイラとはかつて友達だった。


RAN <ラン>

RINK(リンク)の姉。ともかくいろいろないい方をされる人間である。また、最近は学者や研究者というよりも、トレジャーハンターと化している。
どうも、トレジャーハンターをするのは、とある真実を見つけ出すためらしいが、その真の目的は妹のリンクですらわからない。
カナリ危険なところにでも平気でいってしまう豪胆さを持つ。彼女もリンク同様、情報収拾・処理能力は高い。
また、情報操作の能力はリンクよりも遥かに上である。
ある意味、恐ろしい人間ともいえる。
また、彼女もリンク同様AIRA(アイラ)に対して罪の意識を持っている。が、ARIA(アリア)がかつてのアイラに見えてしまって辛いため、実はアリアを避けている。
また、彼女もリンクと同様にアイラが死んだのはマリアのせいだと確信している。


ASATO <アサト>

Dr.SYU(シュウ)とARIA(アリア)の友人で科学者。
とてつもなく優秀な研究者なのだが、サイフィラエールの研究者のよく着る白衣の類を着ていることは、めったになく、大概は派手目のスーツを着こなしていることが多い。
研究者としてというより、派手な女好きのホスト系なお兄ちゃんということで有名。
しかし、女には目がないが、アリア(もしくはアイラ)は別のようである。また、一見ふざけた軽い男に見えるが、そうではないらしい。
彼をよく知る友人はそれとなく何となく気付いてはいる。
が、やはり一般的には無節操な女たらしの男だと認識されている。
意外にも世話焼きで、何かと特にアリアには世話を焼いている。
また、密やかに“禁断の実験”をしようと企んでいるらしいが、詳細は不明。ただ、それについては研究都市の上部からもマークされているらしい。
意外な特技としては変装関係の魔法。そのレベルは計り知れない。


LOOK <ルック>

このサイフィラエールの研究者(!?)にしては珍しく素直で純粋な人物。
しかし、いつもは穏やかだが、イザとなるとカナリ人が変わる。
微妙にRINK(リンク)の部下と化していたりする。何かとリンクの世話をかいがいしくしているあたり、どうやら、彼女にそれなりの好意を抱いているらしい。
リンクはというと、彼には結構気を許しているらしく、よく二人で茶飲み友達をしていたりする。
ARIA(アリア)に対しては、自分と同じ“作られた人間”であり、尚且つ、自分の製造に関わったAIRA(アイラ)に似ているため、親しみを覚えている。Dr.SYU(シュウ)に対しては少々苦手意識があるが、嫌いではない。
何気にASATO(アサト)と仲がいいが、ちょっと警戒心を持っている。
“作られた人間”をバカにするMARIA(マリア)は嫌い。




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